サッカーについて、改めて考える記事です。
今回は普段から使われている「攻撃的なチーム」とか「守備的なチーム」ってどこで決まるのか?について考えていきます。
大体イメージとしては持っているけど、はっきりとはしていないところだと思いますし、人によって考え方が変わってくる部分なので、面白いテーマになりな気はします。
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有名選手のイメージ
これがわりと多いと思います。
前線のポジションに有名な選手が多いとか、個人技が優れている選手が多いとか。
「攻撃にタレントがそろっているから、まあ、攻撃的なチームなんだろうな」って考えてしまう感じですかね。
(わかりやすいですしね)
これはこれで、まあ間違いではないかな~と個人的には思うんですが、「攻撃力が強い」のと「攻撃的」って、微妙にニュアンスが違うんですよね。
あと、「有名な選手」って部分も人によって変わってくるので、意見の食い違いが多くなりそうです。
ちなみに、南米のアルゼンチンには有名選手に”メッシ、アグエロ、イグアイン、ディ・マリア、ディバラ、イカルディ”とおります。
全員が前線の選手ですし、それを考えるとアルゼンチンの攻撃力は半端ないことになってます。
(↓はアグエロ)
しかし、基本的にアルゼンチンという国は「守備的なチーム」に分類されます。
まず守備に人数をかけて、自陣ゴール前をがちがちに固めておいて、攻撃の時は早い縦パスを前線の真ん中の選手に供給し、前線の少ない人数で何とか攻撃しようというスタイルです。
だから、攻撃の時にはあんまり人数をかけません。
むしろ、これだけ攻撃時の人数が少ない環境の中で切磋琢磨してきたからこそ、アルゼンチンは優れたアタッカー陣をそろえることができているとも言えます。
ちなみに「アンチフットボール」って、言葉があるんですが、これはフィジカルコンタクトを全開にして相手をバチバチに削りに行く、それで悪質なファウルもお構いなし、相手を委縮させて徹底的に勝ちに行くぞ、っていうサッカースタイルを指す言葉らしいです。
面白いサッカーをすることは二の次で、試合に勝つことを優先する考え方です。
自分たちがボールを支配するよりも、相手にボールを支配させないことを意識したスタイルと言えますね。
で、実はこの「アンチフットボール」はアルゼンチンから生まれた言葉らしいです。
当時の(かなり昔ですが)そう言った戦い方をするアルゼンチンのサッカーを観た人たちが「これはアンチフットボールだ」と言ったのが語源だそうです。
チームのイメージでも
ざっくりですけど、例えば、バルセロナが「守備的なチーム」とかいうと「何言ってんだ!!」って話になります。
R・マドリードだってそうです、(ファーガソン時の)マンチェスター・ユナイテッドだって、バイエルンだって、「守備的なチームか?」ってなると、そうではないと言えますね。
まあ、実際は監督の方針によって、その時々で戦い方が変わってきますし、対戦相手によっては守備的な戦術をとっている時期もあるんですが、イメージとしては攻撃的な部分が印象的です。
一方、国の代表の方は結構わかりやすくなってます。
まあ、スペインは微妙ですけど、オランダとブラジルはより多く点を取ることにこだわっていそうです。
逆にイタリア・ギリシャはクリーンシート(無失点試合)が多い印象です。
(最近のイタリアはそうでもないけど)
結局何が正解?
まあ、失点も多いけど、得点が多いのが攻撃的なチーム、守備的なチームはその真逆になります。
攻撃的なチームはボールポゼッションが高くなりがちですし、攻撃の時に人数をかける傾向があります。
だから、ビルドアップする回数は多くなりますけど、逆にカウンターを食らう回数も多くなります。
ただ、こういう傾向って対戦相手のレベルによって変化します。
また、相手によって戦術を変えることだってあります。
っていうところを考えてみると、、、
結局”攻撃的か”守備的か”って実は相対的に判断しなきゃいけないもの、、、なんです。
つまり、その基準となるチームみたいなものがあって、それに対して「攻撃的か守備的か」というのが決まってくる感じです。
(だってブラジルと比較すると、どのチームも守備的になっちゃうでしょ?)
基準となるチームが決まっていないところに攻撃的か?守備的か?と言ったところで、みんなの意見は一致しないですね。
極端にわかりやすいチームだけはある程度は一致しますけど。
まあ、プロレベルだとそこまで極端なチームっていうのは非常に少ない印象です。
だから、どっちに分類していいいかよくわからないチームっていうのが自然と多くなります。
(どのチームでも守備はきっちりやりますしね)
ここまで書いておきながら、、、なんですが、正直正しい分類の仕方なんてありません。
というより、みんなが正解を作ろうとしていないって表現が正しいと思います。
きっちり分類したいんだったら、基準となるチームを決めなきゃいけないんでね。
まあ、たぶん面倒なだけだろうし、それをやったところで試合が盛り上がるわけでもないですし、結局「そこを気にしても意味がない」って結論になっちゃいます。
なんかボヤっとした話になっちゃいましたが、サッカーってそういうもんなんで仕方ないですね~
というわけで、また次回!!
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